研修の進め方
エルアール人事労務研究所では、管理職/リーダー職研修を中心に研修事業を行っております。
このページでは、モデルケースを用いて当所の研修の進め方をご紹介します。
=基本的な進め方について=
(1)研修の時間配分
解説・講義とワーク(演習)との割合は60:40くらいに設定しています。
受講者様が集中力を切らさないよう、皆様と双方向コミュニケーションをとりながら進めてまいります。
なお、2時間以内の短時間研修の場合は、解説・講義のみとする場合があります。
(2)事例とエピソード
いずれの章でもコカ・コーラ時代や顧問先での事例やエピソードを必ず交えることで、受講者様がご自身の職場に置き換えて考えることが出来るようにしています。
なお、コカ・コーラ時代の事例やエピソードがわかりやすくて良いとのご評価を頂戴しています。
では、以下にカリキュラムの例をご紹介します。
~モデルケース~
「管理職による人材育成研修」 7時間コース
(当所の研修で最も好評を得ている研修の一つです)
受講者は30名までを想定しています
1.管理職の役割を知る
管理職とは、経営層や上位層からの委任を受けて組織を任せられ統率する存在です。
したがって、上位層から何を求められているかを知らなければなりません。
そのことについて、受講者様に考えていただき、後に最初に解説します。
(個人ワーク → グループ内共有 → 解説)
2.ビジネスプロセスと人材育成との関係
管理職の役割は、組織管理、ビジネスプロセス管理、評価、人材育成、労務管理など多岐に及びます。
ここでは、目標達成への過程とスキルとの関係、スキルとモチベーションとの関係、モチベーションとマネジメントとの関係について解説します。
そして、目標達成へ向けて最も重要なのはメンバーに対する動機づけであることを解説します。
(解説)
3.人材育成の手法
人材育成の手法として最も基本であり、オーソドックスな手法はOJT(On the Job-Training)です。また社内研修会(Off JT)も有効です。しかし、これらは限界もあります。
一方、部下の自己研鑽は、仕掛けやサポートが必要であるものの本人の意欲さえあれば無限の可能性があります。
これらの人材育成手法について解説しつつ、ご自身の部下に対する有効な育成手法を考えて頂きます。
(解説 → 個人ワーク)
4.モチベーション理論
マグレガーのX理論・Y理論、マズローの5段階欲求設、ハーズバーグの2要因理論など、モチベーションに関する研究事例を紹介しつつ、職場におけるどういった取り組みが動機づけに有効かを解説します。
ここでは、「100m走を何秒で走れるか」を題材に、「達成」「自己実現」「目標の設定」「承認」などを説明していきます。
(解説)
5.OJTの進め方
OJTは行き当たりばったりで進めるものではありません。
対象者(部下)にどんなスキルを持ってもらいたいのか、そのためにはどのようなOJTプログラムが必要か、誰がどの場面でOJTを行うのかなどを設計することが必要です。
ここではその解説とともに、具体的に対象者を想定し、OJTプログラム作成に取り組んで頂きます。(無論、詳細は職場に戻ってから仕上げて頂きます)
(解説 → 個人ワーク → グループ内共有)
6.コーチングの基本
コーチングとは、傾聴/承認/質問などを上手に用い、対象者の自発的行動を促す「コミュニケーションによる動機づけ手法」であることを解説します。
コーチングを難しく捉える必要は無く、普段のマネジメントの中に自然に取り入れて頂くことで、大きな効果が期待できるものであることを解説します。
本来、ロールプレイができれば尚よいのですが、これが難しい場合でも、テーマを設定して2人一組で用いた会話をして頂き、傾聴/承認/質問が心理的にどのような効果をもたらすのかを体感して頂きます。
(解説 → ペアワーク → グループ内共有)
7.まとめ
1日の研修受講を通して、学んだことを振り返り、明日から何をどのように職場で実践していくのかを考えて頂き研修の成果物とします。
なお、この成果物については、受講者から数人の代表者を選出し、発表をして頂きます。
(備考)
質問は随時お受けいたします。
また、研修終了後も一定時間は研修ルームに留まり、個別の質問にお応え致します。
研修終了後に実施報告書(フィードバックレポート)を提出いたします。
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